ロペス・モンテロ家は1961年にファミリー・ビジネスとして蒸留酒製造をスタートして世界的な成功を収め、 2005年に「高品質」を目指した新進気鋭のワイナリーを設立しました。ヴェルムはラテン語で「真実」という意味で、『大地やワイン造りをはじめ、すべてに対して真実でありたい』という、同家が代々受け継いできた思いから名付けました。
ラ マンチャのトメジョッソの標高約400mの平原に200haの自社畑を擁しており、その表土から3m下にある石灰岩が基盤岩となる土壌では、様々な品種のブドウが栽培されています。モスト・フロール(フリーラン果汁:ブドウを破砕してプレスする以前に自然に流れ出る果 汁)のみ使用したワイン造りのこだわりは、同社ワインのクオリティーの高さの理由の一つです。その贅沢が許されるのは、モスト・フロール以外は全て同社のアグアルディエンテ(グレープ・スピリッツ)に使用するから。
また、今世紀初頭に厚い岩盤を掘り下げて作られた、高さ7m、総面積8000㎡ の広大な地下セラー「グラン・クエバ」を備え、熟成や貯蔵にも最高の環境を整えています。設立当初から有機栽培・醸造プロセスを実践しており、2013年ヴィンテージからオーガニックワインとして正式に認定されました。
ブドウ品種:
・ゲヴュルツトラミネール、テンプラニーリョ、 アイレン
・ソーヴィニヨン・ブラン(ワインとアグアルディエンテ両方に使用)
・【黒ブドウ】メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランなど
・【白ブドウ】ベルデホ、シャルドネなど
Web: http://www.bodegasverum.com/ http://clubverum.com/
Elías Lopéz Montero/
エリアス・ロペス・モンテロ
1979年生まれ。リオハでマスター取得。2002年より、DOリベラデ ル・デュエロのアアルトにて研鑽を積む。2004年、南アフリカで最大の受賞歴を誇るディステル社で幅広い技術を習得。2005年から、ファミリーと共に醸造家としてヴェルム・プロジェクトをスタート。ブドウ、醸造、デザイン、あらゆる面で最上のものを目指すして 造ったワインは、スペインの数々のトップレストランでオンリスト。
2011年の東日本大震災直後に、同社が所有する「ヴェルム・シンフォニー・オーケストラ」がスペインで、東北への支援チャリティコンサートを行うほどの親日家でもある。
ヴェルム・ブランコ
VERUM BLANCO
ブドウ品種:
ソーヴィニョン・ブラン 70%
ゲヴュルツトラミネール 30%
特徴:
フリーラン果汁を使用して発酵前マセレーションにて造ったワインは、非常に複雑性に富んでいます。香りは力強く、はっきりした花の香りとパッションフルーツのアロマがあります。さらに、ミネラルとスパイスが絶妙に感じられます。シルクのようにソフトな味わい、バランスのとれた酸、フレッシュな余韻が持続します。
ヴェルム・ティント
VERUM TINTO
ブドウ品種:
カベルネ・ソーヴィニョン 60%
テンプラニーリョ 30%
メルロー 10%
特徴:
黒い果実、レッドペッパー、花やバルサミコなどスパイシーさが感じられます。口中では、ヴェルヴェットのように滑らかで、甘いタンニンとほどよい酸がエレガントにまとまり、余韻が長く続きます。
※その他、ビンテージはその時々でご用意しております。詳しくは店舗にてご確認ください。